製薬業界(医薬品会社・メーカー)とは?売上規模/平均年収ランキング一覧|就活中の大学生に人気のある就職先企業

 

製薬業界(医薬品会社・メーカー)に興味があるものの、製薬業界(医薬品会社・メーカー)の事は正直詳しく理解していない人。

 

どのような企業があり、その中での職種や仕事内容などを実は知らない方。

 

売上高が高い会社はどんな感じなの?平均年収は高いの低いの?

 

等など、製薬業界(医薬品会社・メーカー)の就職や転職活動に役立つ情報をご紹介します。

 

就活生から人気がある製薬業界(医薬品会社・メーカー)で内定を得たい人は必見です。

目次

 

【1】製薬業界(医薬品会社・メーカー)とは?ビジネスモデルは?

 

【2】製薬業界(医薬品会社・メーカー) 売上規模/平均年収ランキング一覧

 

【3】近年の製薬業界(医薬品会社・メーカー)の動向や特徴と就職活動について

 

【4】薬価とは?製薬会社/業界は薬価改定の影響が大きい

 

【5】業界研究や企業選びが思うように進まない方へ。就職相談が可能な場所

 

以下、3万人以上の就職・転職支援をしてきた就活支援フリースペース『就プラ』が、四季報や有価証券報告書、就活生や企業の人事採用責任者などから入手した情報をもとに徹底解説します!(新卒向けの情報が多いですが、20代の転職者の方に必要な情報も盛り込ませて頂いております)

【1】製薬業界(医薬品会社・メーカー)とは?ビジネスモデルは?

 

製薬業界(医薬品会社・メーカー)とは、医薬品の研究および開発から効果の検証・確認、製造・販売までを手掛けている産業です。

 

医薬品は大きくわけると、『医療用医薬品』と「一般用医薬品」2種類にわかれます。

 

国内医薬品市場のうち、9割程度は医療用医薬品によって占められており、さらにそのうちの9割程度が先発医薬品となっています。

 

医療用医薬品

医療用医薬品は、医師の処方箋が必要で、薬局や病院で処方される薬です。

 

また医療用医薬品は、それまでになかった薬効成分を持つ「先発医薬品」(新薬とも呼ばれる)と、先発医薬品の特許が切れた後に製造される「ジェネリック医薬品(後発医薬品とも呼ばれる)」に分けられます。

 

一般用医薬品

一般用医薬品は、処方箋は不要でドラッグストアや薬局などで売られている薬を指します。

 

製薬業界(医薬品会社・メーカー)の売上の大半は医療用医薬品です。皆さんからするとドラッグストアなどの薬のほうが身近ですから意外ですよね?

 

製薬業界(医薬品会社・メーカー)は、人々の生活に必要不可欠であるため、比較的安定した業界とは言われています。景気の良し悪しに関係なく、病気の治療や予防は 生きていくうえで不可欠だからです。

 

しかし、当記事の後半でも説明しますが、医療費抑制のため、政府主導の下、 業界全体で薬の価格が低下し、利益率が減少傾向にあることも事実です。

 

世の中に必要不可欠な産業であるのですが、厚生労働省など政府の政策に大きな影響を受ける業界でもあるのです。

 

後ほど説明しますが、医療用医薬品の価格決定は、『薬価』というものに基づき価格決定されるため、自由度があるわけではないのです。

【3】製薬業界(医薬品会社・メーカー) 売上規模/平均年収ランキング一覧

就職・転職活動中の大学生、大学院生、短大生、専門学校生から人気があり、売上規模の高い会社をランキング形式で一覧としています。

 

売上高や平均年収の開示情報がある上場企業のみに限定させて頂きます。

 

業界・業種研究や職種研究にご活用ください。

 

就職希望者から人気があり、企業規模の大きな会社のランキング一覧です!売上高や平均年収の開示がある上場企業のみに限定しています。

売上高を基準とした製薬業界(医薬品会社・メーカー)のランキング(2020.7月調べ)

順位 企業名 売上高

平均年収

1 武田薬品工業 3.2兆円 1091万円
大塚ホールディングス 1.3兆円 1032万円
3 アステラス製薬 1.3兆円 1088万円
4 第一三共 9,817億円 1125万円
5 エーザイ 6,956億円 1036万円
6 中外製薬 6,861億円 1016万円

7

大日本住友製薬 4,827億円 902万円
8 塩野義製薬 3,349億円 942万円
9 協和キリン 3,058億円 860万円
10 小野薬品工業 2,924億円 927万円
11 大正製薬ホールディングス 2,885億円 924万円
12 参天製薬 2,415億円 821万円
13 日医工 1,900億円 700万円
14 ロート製薬 1,883億円 737万円
15 沢井製薬 1,825億円 603万円
16 久光製薬 1,409億円 663万円
17 ツムラ 1,232億円 809万円
18 日本新薬 1,166億円 791万円
19 東和薬品 1,103億円 633万円
20 キョーリン製薬ホールディングス 1,099億円 918万円

参考:Ullet

 

平均年収を見る際の注意点としてホールディングスと書かれているところには注意してください。事業会社よりも金額が高いことが多いです。

ホールディングス(持株会社)の意味が分からない人はこちら ※ウィキペディア(Wikipedia)にリンクします

【4】近年の製薬業界(医薬品会社・メーカー)の動向や特徴と就職活動について

業界規模 11.3兆円
伸び率 +2.1%
平均年収 763万円

 

製薬業界(医薬品会社・メーカー)の動向や特徴としては、利益率が低下している印象があります。

 

その要因の一つとして、厚生労働省など国側の政策として、薬剤費を縮小するために、薬価の引き下げを強化する動きを取っています。

 

これは、少子高齢化によって、医療費が増加していることが背景です。

 

製薬業界は、国側の薬価に大きく影響を受ける産業です。利益率が減少傾向にあるようです…。

 

特に、影響を受けている部分は新薬系の企業です。収益の柱である主力薬の特許が切れることで、利益率が大きく低下しています。新たに莫大なコストをかけても回収がしにくいため、新薬の研究開発に投資をすることもし難くなっています。

 

後発医薬品(ジェネリック医薬品)を扱う後発薬市場でも、参入企業が増えており、今後はより一層競争が激化するように見えます。

 

【4】薬価とは?製薬会社/業界は薬価改定の影響が大きい

製薬業界(医薬品会社・メーカー)を志望するのであれば、薬の価格がどのように決まるのかを知っておいた方が良いでしょうね。

 

健康保険が適用される医薬品の価格は、実はすべて国が決めています。

 

簡単に薬価の説明を致します。

 

薬価とは、医療機器医薬品の公定価格のことを指します。

 

また、薬価を見直すことを「薬価改定」といいます。

 

薬価改定は、公定価格である薬価を、医療機関・薬局が医薬品卸から実際に仕入れた価格に合わせて引き下げるために行われます。

 

前項で説明をした利益率が減少傾向にあるのは、この薬価が下がっているからです…。

薬価の意味が分からない人はこちら ※ウィキペディア(Wikipedia)にリンクします

【5】業界研究や企業選びが思うように進まない方へ。就職相談が可能な場所

 

就プラは過去3万人以上が利用しており、利用者ん内定率は98%以上です。現役の人事採用担当者がアドバイザーとして実践的なサポートを提供しています。

 

『就プラ』は、就活カフェのようなイメージで活用することが出来ます。Wi-fiや電源(コンセント)の利用は可能ですので、ご自身のPCやスマーフォンの充電もなども可能です。

 

志望業界がなかなか決まらないというような就職相談から、効果的な業界研究の仕方、大手企業をお招きしての業界研究や会社説明会等など様々なコンテンツを準備しています。


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お一人でも、初めての方でも、多数ご利用頂いていますから、気軽にお問い合わせください。就プラを利用して、新卒として社会に出るための準備をしていきましょう。

 

当ページは、有価証券報告書、会社四季報EDINET厚生労働省の統計情報白書、などによって開示されたデータを引用し、ランキングしています。情報の正確さについては、万全を期しておりますが、情報の全てに関して保証するものではありません。最終的な確認は各自でお願い致します。