新卒枠の就職活動の際に、人事採用担当者から聞かれることがある『この学校を選択した理由』、『なぜその大学・学部・学科を選んだのか?』に対しての答え方はどうしたらよいとのでしょうか?
新卒採用の面接の中では良く聞かれる質問項目ですが、事前準備がない状態で聞かれたら正直戸惑いますよね…。
明確な理由があり、入学を決めた方であれば、ストレートにその理由を伝えれば特に問題ないしょう。
しかし、このページを閲覧頂いている皆さんは指定校推薦や、AO入試等で、『なんとなく選んだ』、『今学んでいる学部・学科と、希望している職種の分野が全く違う』など、おそらく明確な理由がない、もしくは伝え方に悩んでいる方でしょうね。
当記事は、学校の進学理由や目的についてのベストな回答方法の仕方について解説します。
どう答えらたら良いのかわからない人は、最後までぜひご覧ください。
大学・大学院・短大・専門学校等でも考え方は同様ですので、大学生に限らず、役に立つ情報です。
まず初めに、人事採用担当者や面接官が、新卒採用面接の際に学校(大学・学部・学科)を選んだ理由を聞くのはなぜなのでしょうか?その意図について解説していきます。
質問の意図
面接官によっては、そんなに深い意味はなく、アイスブレイクとして答えやすい質問をなんとなくしている人もいなくはありません。
しかし、一般的には上記のような意図があると考え、自分自身の返答内容を考えておくようにしましょう。
(1)については、過去の選択における動機(決定基準含む)が明確であるかを確認しています。
(2)は、過去の選択と現在の考えや姿勢が一致しているのか、変化してきている場合、なぜ変化をしたのかを確認することが多いです。
(3)については、学校の選択理由だけに関心があるわけではなく、将来に対しての結びつきを同時に確かめる場合が多いです。
この学問を、何かきっかけで、どんな目的を持ち、学ぶようになったのか?今後はそれをどのように活かしていこうと考えているのかなどの一貫性を問うようなイメージです。
次は、以下の3つの状態を例に出し、回答の仕方を解説していきます。
上記に完全に当てはまらない人は、(1)~(3)までをすべて確認して、自分の状態に活かせそうなところを参考にしてください。
学校に入学した際から今に至るまで、今後の進路選択についても、明確な理由がある方は、自信を持って自分自身の考えをお伝え頂くだけで問題ないでしょうね。
そんなに明確な目的や将来の目標がなく、なんとなく入学したという方も多いはずです。実際のところ、この状態の方の割合が多いように思えます。
ここでのポイントは、明確な目的がなかったことに、引け目を感じないことです。多くの方がこの状態ですから、なんとなく入学したけれども、『今の学部で勉強する中でこんな面白みを見つけることが出来た』と、いう風に今は充実しており、目的が出来たことを話をしていけば特に問題ないはずです。
入学した学部の授業にあまり興味が持てず、選考とは全く異なる就職先を選択しようとしている人も少なくないでしょう。
文系の方などは将来との結び付けが難しいものです。特に、悩む人は理系で専門的な学問を学んでいるのに、全く異なる業界を志望している人でしょうね。
このケースに該当する方は、過去を否定するのではなく、今と未来にフォーカスをして、プラス思考の表現が出来るように意識するようにしてください。
最後に、避けたほうが良い回答例についても紹介します。
■避けたい回答例