警察官の離職率。民間企業への転職は難しいからやめとけ?辞めるのはもったいない?

★警察官の仕事がきついので辞めたい…民間企業への転職は難しいの?

まずは、社会貢献性が高く、厳しい仕事に従事して頂いている方に感謝致します。体力的にも肉体的にも大変な仕事であることは街中でも良く見かけるため、理解しています。

警察官のお仕事は一年中昼夜問わず市民の安全や治安を守っているとても大変なお仕事です。

正義感や責任感、冷静な判断力、何事にも動じない強い精神力などが必要で現場で働く皆さんは日々忙しい毎日を過ごしていらっしゃいますよね?

一方、自分自身の身の危険を感じることやプライベートに時間が割ききれないことなどご苦労も多いかと思います。

『警察官の仕事が体力的に正直しんどくなってきた…。退職したばあい異業種への転職は可能なのか?』

『警察官を辞めた後のおすすめの転職先は?』

『警察官を退職を検討するならば、何歳までが理想?20代、30代?40代では遅い?』

など警察官とは別のキャリアを歩もうと悩んでいる人もゼロではないかも知れません。当記事をご覧頂いている貴方もその一人なのかも知れませんね⁉

でも、一旦は慎重に事を進めることをおすすめします。警察官は一般企業と比較すると離職率も低く、平均年収も高い職場です。

警察官として必死に仕事をしてきた方は、いざ異業種へ転職を検討する際、民間企業の情報や就職事情がわからず、苦労される方も多いと聞きますし、情報収集をした結果、警察官を続ける選択をした方もいらっしゃいます。

当記事では、警察官の方の退職理由や異業種や一般企業へ転職する際のおすすめの求人の探し方や注意点などを徹底解説します。今職場に残ることも含めて今後の判断する際の参考にしてください。

目次


【1】警察官の離職率は高い?低い? 
 

【2】各都道府県の警視庁・警察などがワークライフバランス等の推進中 

 

【3】警察官を続けるのが難しい…もう辞めたい。警察官の退職理由?
 

【4】公務員はつぶしがきかないからやめとけって本当?民間企業への再就職は難しい?

 

【5】警察官から転職する際におすすめの就職相談先

 

【6】専門職などの仕事に転職を検討している方

 

【7】入社して1、2、3年程度で退職する第二新卒世代は少なくない

 

【8】転職理由によっては、仕事を辞める勇気を持っても良いのでは?

 

【9】会社を辞める(退職理由)きっかけも参考に!

 

【10】転職にあたり事務職の求人倍率は高いことは覚悟しておこう…

 

【11】業界未経験からでも正社員採用を成功しやすい職種

 

【12】就職支援エージェントは2~3社を同時に複数活用することがポイント

 

【13】正社員希望者におすすめしたい就活・転職活動支援サービス

 

【1】警察官の離職率は高い?低い?

 

まず初めに警察官の離職率が高いのか、低いのかについても一緒に見ていきましょう。

 

結論からお伝えすると警察官の離職率は、1%程度と低いです。

 

平成29年度の調査では、全国の警察官の数が約26万人で、退職者の数は2,728人でしたので、単純計算すると以下の数値です。

 

 

警察官の離職率

2,728人 ÷ 260,431人 × 100 = 1.047(約1%)


※退職者数は定年や勧奨退職などを除いたいわゆる自己都合退職者の人数

 

【参考】総務省:地方公務員給与の実態

【参考】総務省:平成29年度地方公務員の退職状況等調査


離職数も離職率も決して高くはありません。特徴としては、離職者のうち25歳以下の方の割合が高いことです。

当記事のスタンスとして、警察官のお仕事から退職を進めるつもりはなく、離職率やお給料からすると慎重にご検討頂くことをおすすめしたい立ち位置です。

 

安易に転職を進めるつもりはありませんので、辞めて後悔するということが無いように慎重に今後のキャリアについて検討してみてください。

 

離職率だけを見るともったいない気もしますので、本当に退職する必要があるのかをじっくりご検討ください!

 

【2】各都道府県の警視庁・警察などがワークライフバランス等の推進中

 

警察官のお仕事は、ルールを尊重し、それを守ることが必要不可欠ですよね。

これは社会全般で求められる基本ではありますが、常に命と隣り合わせで、時には犯罪抑制のために危険な職務に取り組まなければいけないこともあるでしょう。

警察官のお仕事は、ときに自分のプライベートを多少犠牲にしてでも、長時間に及ぶ犯罪捜査、事務対応や事故処理などが必要になります。

また、組織で働くことが常に求められ、難しい事件や大規模な事故に対応するためには、専門性を有する様々な部署の方々と一致団結して、組織としての強みを活かすことも重要です。


チームの和を乱す身勝手な行動は許されず、厳罰の対象もなります。

治安を守るために、厳粛な環境でお仕事をされているため、職場内でのトラブルや痛ましい事件などが起きてしまっていることも事実でしょう。

警視庁や各都道府県の県警は、ワークライフバランス等推進のための取組計画などを策定し、職場環境の整備に取り組んでいるようです。

大規模な組織であるため、実際に職場で働いている方にどれくらいの変化があるのかは外部からは判断しかねますが、警察官のお仕事に従事する方が今以上に働きやすい環境になることを期待致します。

 

警視庁におけるワークライフバランス等の推進のための取組計画の策定について

愛媛県警察におけるワークライフバランス等推進のための取組計画

大阪府警察におけるワークライフバランス等の推進のための取組計画

 

常に忙しく、労働環境としても大変な部分も多いでしょうから、今よりも働きやすい職場になると良いですね。

【3】警察官を続けるのが難しい…もう辞めたい。警察官の退職理由?


離職率は高くない職場でありながらも、警察官を辞めたいと思っている人も、一定数はいらっしゃるようです。

当記事をご覧頂いている貴方もその一人なのかも知れませんね⁉

せっかく警察官採用候補者試験に合格し、念願の警察官になることが出来たのに、厳しい現実に直面している人もいらっしゃるのかも知れません。警察間になる前とのギャップが大きいかったという人もいらっしゃるようです。

でも、安定の公務員にせっかくなれたのに転職なんてもったいない。警官を辞めたあと後悔している先輩達もいたので、簡単には踏み切れないという人が大半ではないでしょうか?
 

20代の頃は気力も体力も充実しているため、使命感で乗り越えられるのかも知れませんが、年齢を重ねるにつれ、体力的にも精神的にもきつくなって、しんどい・辞めたい・退職したいと考えることもあるかも知れません。

 

職場では確認・相談することが難しい他の警察官の悩みや退職理由を一緒に見ていきましょう。

 

警察官が辞めたい、辞めてよかったという人の退職理由や悩みなどを見ていきましょう。

規律正しい組織で上下関係が厳しい…人間関係が上手く築けない・悪い

 

先に説明したように、警察官の職場環境は少々体育会気質と言いますが、昔ながらの上下関係や厳しい規律、やや威圧的、高圧的なコミュニケーションの職場もゼロではないと聞きます。(こちらは消防庁の消防士向け調査でも同じような状況でした)

 

規律正しい組織ですから、巡査長、巡査部長などの指示・命令は絶対でしょうし、組織中心に物事を進める必要があるため、個人から見ると多少理不尽に感じてしまうこともあるようですね。

交番や派出所、警察署も歴史があり、少し設備が古く、お世辞にも広いとは言えないスペースなので常にコミュニケーションが発生することも大変なのかも知れません。

ニュースなどでパワハラやセクハラなどが時折話題になりますが、大規模な組織になると人間関係の問題なども時折生じることは仕方ないですよね。


これは警察官だけの話ではなく民間企業でもなかなか無くならない問題ですね…。

特に20代など若手の警察官の方が、職場環境のギャップに苦しまれていると聞きました。

 

古い体質で、男性社会の人間関係はなかなか難しいところも多いと聞きます…。

朝が早く、雑務のような仕事を任せられることが多い

 
こちらは就職支援をした方から聞いた話です。

警察官の新人は、朝早くから警察署内の雑務のようなことを担当することになります。寮を出て、誰よりも早く勤務し、警察署内のスペースやトイレなどの掃除、通告の準備、配布資料のコピー、その他の雑用などを行います。

2輪車の点検やオイルの確認なども日々の大切な業務。

また、先輩達が出社をすると、『お茶』や『コーヒー』等をつくって、お出しすること等も新人が担当することが多いようです。

 

こちらも、警察官に限らず、これは民間企業や他の公務員などでも同様かも知れませんね。

 

大切なことではありますが、毎日繰り返すことになるとめんどくさいと思うこともあるのでしょうね…。

家庭やプライベートとの両立がし難い。体力的、精神的にきつい・辛い。

 
警察官の仕事は、不規則とも聞きます。

勤務形態は、「交替勤務制」と「毎日勤務制」の2種類に分類されています。

 

「交替勤務制」は非番の日、「毎日勤務制」は土日祝日が休日なりますが、事故や事件などが起こった場合は、勤務時間内に帰宅できないことや、休日勤務なども発生します。

 

いくら離職率が低い職場とはいえ、家庭にも影響出ることなどは悩ましい所なのでしょうね。先に説明したワークライフバランスの取り組みもこのような部分の改善に向けた動きであると推測します。

 

小さなお子さんを持つ警察官の場合、家庭を優先するために転職するケースはゼロではないのかも知れません。

「子供の運動会や家庭参観、プライベートで旅行や食事に行く時間など、家族と過ごす時間を増やしたい」と考えることがあっても不思議ではありません。

 

時間が不規則なうえに肉体的・精神的に負荷がかかる仕事でしょうから、身体を壊してしまうという事もあるのかもしれませんね。

 

そして、配属先によっては取り締まりのノルマなどに苦しんだり、その重圧から逃れられないため、精神的に病んだり、ストレスを抱えることも少なくないと聞きます。取り締まり方や市民との接し方に疑問を感じる人もいらっしゃるようです。

 
プライベートな時間が十分に確保出来ない状況下で、日本の安全を守って頂いていることに感謝いたします。

家族との時間が取りにくいことはつらいですね…。ワークライフバランスの取り組みが進み、奥様や子供などとの時間がもっと作れるようになることを願っています。

月給や給料、年収が少ない?キャリア組、ノンキャリア組では出世に違いがある

 

警察官は、とても忙しく危険が伴う仕事でありながらも、思ったほど報酬が高くはありません。一般的な水準よりは高い設定ですが、お仕事の大変さからするともっと報酬が高くても良いような気がします!

 

勤務形態や拘束時間が長い割にお給料が高くはないため、仕事を時給換算するとわりに合わないと考えるようになる人もいらっしゃるようです。


都道府県警の警察官は、地方公務員法第24条に基づき支給をされています。(警視庁は国家公務員です)

 
年収は約700万円程度です。地方公務員の中でも危険な職務が多い公安職は給与が1割程度、他の公務員よりも高く設定されています。

キャリア官僚は40代で1000万円程度のはずです。

もちろん、地方公務員ですから社会的信用も高いですし、安定した収入を得ることは出来ます。

 

参考
人事院:行政職給料表

e-Gov法令検索:地方公務員法第24条

 

また、仕事に見合ったお金がもらえないに近い理由ではありますが、昇進や昇格などがし難い、組織構造になっていることも辞めたいと思う理由のようです。

 

昇給制度はありますが、報酬を上げるためには役職に就く必要があります。

 

既に上位職のポジションが埋まっている場合は、そのポストが空かない限り、昇給できないというジレンマがあるようです。

そして、『キャリア組』と『ノンキャリア組』の
出世スピードの違いも少し複雑な心境なのかも知れません。

 

キャリア組は人事スピードも速く、警部補としてスタートするのに対し、ノンキャリア組は巡査からのスタートとなり、どんなに出世しても課長クラスが限界ラインのようです。

 

上のポストが埋まっていて昇進しにくい都道府県や地域もあるようですね…。

■組織の不祥事や問題、懲戒処分・免職などに幻滅をする…

 

昨今、警察官・警察組織が起こす不祥事に関するニュースなどを目にすることが増えてきています。

もちろん、報道されてないだけで一般企業の不祥事も当然あります。同じような地方公務員である消防、役所の不祥事もあります。

「異性関係」、「窃盗・詐欺・横領など」、飲酒運転などの「交通事故・違反」 などあげればきりがありません…。

本来であれば、それを正すべき立場から次々と不正やもみ消しなどが発覚すれば、組織に対しての不信感やモラルを疑わざるを得ないですよね…。

 

【4】公務員はつぶしがきかないからやめとけって本当?民間企業への再就職は難しい?

 

公務員の仕事は、潰しがきかないとよく言われますが、これは本当でしょうか?

 

警察官は公務員の中でもかなり特殊性があるため、年齢が高くなると民間企業へ転職は割と難易度が高いと言われています。

 

年齢が高くなると、民間企業からすると未経験では受け入れ難くなりますし、年功序列の給与水準の支給はほぼ困難です。

 

逆に、年齢が若い20代の方などであれば、使命感や正義感が強く、厳しい訓練や現場で精神的、肉体的に強い人材であると期待し、再就職はそんなに難しくないでしょう。

 

でも、重要な責務に携わる警察官の皆さんに、転職失敗で後悔して頂きたくはないため、異業種への再就職の際は、慎重に検討した上で行動されることをおススメ致します。

 

大変なお仕事だけあって一般的な相場よりも年収等が高いため、仮に異業種に転職しても年収がキープ出来るかは何とも言えません。

【5】警察官から転職する際におすすめの就職相談先

 

年収等のことはわかってはいるものの、何らかの理由で別の業界に移りたいという人もゼロではないかも知れませんので、ここから先は転職を希望する方に向けた情報提供です。

 

転職を急いで後悔することが無いようにじっくりご検討ください。

 

では、警察官から別の職種へ転職する際には、どのような支援先が利用できるのでしょうか?以下は、すべて無料で利用できるサービスとなります!

 

①人材紹介サービス、転職・就職支援エージェント

 

「人材紹介サービス」、「転職・就職支援エージェント」とは、「有料職業紹介事業所」という厚生労働大臣の認可を受けた職業紹介斡旋会社のことを言います。

 

就職を希望する求職者と、人材を採用したいと考える企業のニーズをマッチングさせる役割を担っています。

 

当記事としては、①の就職支援エージェントの活用をおススメします!

 

記事の後半部分で、未経験者に人気の人材紹介サービスをご紹介します。

 

②ハローワーク

 

ハローワーク」とは、「国民に安定した雇用機会を確保すること」を目的として国(厚生労働省)が設置する行政機関です。(正式名所は、公共職業安定所)

 

全国544か所に設置され、職業紹介・雇用保険・雇用対策についての相談や手続きを行っています。

 

フリーターやニート、既卒者など、働く場所を求める全ての国民、若者・女性・高齢者・障がい者などの就職・転職の実現を支援しています。

 

③東京しごとセンター、神奈川若年就職支援センター、OSAKAしごとフィールドなど、都道府県が運営するサービス

 

東京しごとセンター」とは、東京都内での雇用・就業を支援するために、東京都が設置したしごとに関するワンストップサービスセンター」です。

 

神奈川県には、「かながわ若者就職支援センター(ジョブカフェ)」、大阪府には「OSAKAしごとフィールド」など、地域により運営形態は異なるものの、都道府県が運営する施設と、ハローワークが併設されているケースなども多く存在します。

 

運営については、民間企業や社団法人等に委託をするケースも多いようです。(運営費用は自治体が負担してるため、求職者の利用は無料です)

 

④サポステ(地域若者サポートステーション)

 

サポステ」(正式名称は地域若者サポートステーション)とは、厚生労働省が委託した全国のNPO法人・社団法人・株式会社・学校法人が運営しています。

 

就労に関する相談・面談や就労体験、面接指導など、就労に向けた総合的な支援を手掛けています。利用可能な方は、15歳から39歳までの若年層で就労していない期間がある人となります。

 

当記事としては、貴方が希望する職業の支援に強いエージェントを2、3社同時に活用することをおすすめします!

 

20代が優良企業を探す際に役立つサイト
★20代で社会人経験が浅い方や正社員経験が無い人にはおススメ!

既卒、フリーター、ニート、第二新卒など20代で転職サイトを使ってマイペースに就活をしたい方やどのような企業が募集をしているのかまずは見てみたいという方は『Re就活』がおすすめです。

20代に専門特化をした就職・転職サイトの中では国内最大級で、未経験者歓迎の大手企業から優良中小企業の求人が多数掲載されています。

※20代に特化した転職サイトとして国内最大級です。若手層で異業種に転職する際にはおススメです。

※20代向けのエージェントサービスは記事の後半でご紹介しています。
【あわせて読みたい】Re就活の評判・口コミ

 

【6】専門職などの仕事に転職を検討している方

 

当記事では、20代の転職者が収入アップ、高待遇の転職を実現しやすい総合型のエージェントを厳選してご紹介します!

 

専門職などの就職・転職によって年収をアップさせたい方や30代以降の方で就職・転職活動を検討されている方は以下もあわせてご覧ください。

 

年収アップ率が高い就職・転職活動支援エージェントや就職支援ナビサイトで求職者から人気のあるおすすめサービスのパーフェクトガイドです!

 

各サービスの特徴やランキング、口コミなどをもとにした情報を提供しています。

 

当記事は20代向けの転職について解説しています。専門職や30代以上の方は以下なども参考になさってください!

【7】入社して1、2、3年程度で退職する第二新卒世代は少なくない

 

次は、警察官に限らず、他の業界・職種で就職をした人たちの離職率等を見ていきましょう。一般企業への転職を考えるのでしたら、ライバルになる人達です!

 

さて、新卒として入社をした新入社員の離職率はどれくらいだと思いますか?

 

『とりあえずは一年』『最低三年は頑張れ』等と精神論的な話を良く聞きますのが、実は割と多くの方が早期離職をしている現状もあるのです。

 

厚生労働省の『新規学卒者の離職状況調査』によると平成25年~29年にかけての大卒3年以内の離職率は以下のようになっています。

 

上記の厚生労働省の調査によると平成27年時点での新入社員の離職率は31.8%です。

 

内訳としては、一年以内が11.9%、二年以内が10.4%、三年以内が9.5%となっており、数値としては実は入社してすぐのタイミングのほうが離職率は高いのです。

 

入社して一年、二年位の短期期間で転職する人は実はそんなに少なくないのです…

▼あわせて読みたい(ブラック企業体質で会社を辞めたい方)
退職代行サービスっておすすめ?ランキング上位の弁護士事務所や業者をご紹介

【8】転職理由によっては、仕事を辞める勇気を持っても良いのでは?

 

人それぞれ価値観や仕事観が異なるため、これが正解というものはありませんが、どこかに基準を設けないと、いつまでも判断がつきません。

 

きっと、当記事に至るまでの間で、貴方なりに努力をされたのでしょうから、今回の基準は、大きく『自分の問題なのか』、『世の中、組織や上司・先輩等の他人』なのかという部分で考えたいと思います。(あくまで一つの考え方なので、これがすべてではありません)

 

ある程度は、自分としては我慢もして来たし、努力もして来た、でも仕事の内容や会社の環境、人間関係など、自分の努力だけでは、もう満足のいく環境が得られそうに思えない場合は、次の職場でのキャリアアップやキャリアチェンジを目指して転職活動を始めてみても良いのではないでしょうか。

 

 

転職をおすすめしたい状態

(1)今の会社・職場ではキャリアップの限界を感じ、仕事に面白みを感じない

 

(2)業界・会社の業績や将来性に不安がある(成長性を感じない)

 

(3)パワハラなどが横行しており、誰が見てもブラック企業体質で、労働環境や人間関係に問題がある

 

(4)法律違反や社会通念上問題があるサービスや取引が多い

 

単純にあなたの努力不足や勉強が足りないだけなのであれば、働き方を変えてみることをおすすめします!

【9】会社を辞める(退職理由)きっかけも参考に!

 

大手人材会社エン・ジャパンのアンケート調査によると、退職理由の第1位は、「やりがい・達成感を感じないから」という結果でした。

 

第2位は「給料が低かった」。

 

第3位は、「企業の将来性に疑問を感じたから」。

 

第4位は、「人間関係が悪かったから」。

 

第5位は、「残業や休日出勤など拘束時間が長かったから」。

 

と並んでいます。

 

1位の「やりがい」や3位の「将来性に疑問を感じた」という理由で当ページを閲覧されている人はもちろん、2位、4位、5位などの人間関係や労働環境、処遇待遇面などの問題を抱えている方なども転職を検討しても良いと思います!

 

【10】転職にあたり事務職の求人倍率は高いことは覚悟しておこう…

 

大手の就職・転職ナビサイトdodaが調査した職種別の求人倍率を以下にご紹介します。

 

事務職は、元々の求人数が少ないことも影響しているのですが、職種の中でも常に上位を争う難関職種なのです。【出典】doda 転職求人倍率レポート

営業系 2.23倍
企画・管理系 2.05倍
技術系(IT/通信) 10.71倍
技術系(電気/機械) 4.42倍
技術系(メディカル) 1.71倍
技術系(化学/食品) 1.26倍
技術系(建築/土木) 5.84倍
専門職 7.90倍
クリエイティブ系 1.56倍
販売/サービス系 1.18倍
事務職 0.29倍

 

事務職の求人倍率は「0.29」ととても高いのです。コロナ禍ではより厳しい状況です。

簡単にお伝えすると10人事務職を探していたら3人弱の採用枠しかないということです。

異業種から正社員で事務職を目指すことは非常に難易度が高いため、正社員としての就職・転職活動を並行して、一般企業の事務職の経験をきちんと積むことが出来る派遣社員としての就職・転職活動を一回挟んでから、正社員としての道を目指すことも一つの選択肢として考えても良いかと思います。

 

あわせて読みたい

【11】業界未経験からでも正社員採用を成功しやすい職種

 

いままで経験をして来た業界・職種以外の仕事に転職する場合は、どのような業界であれば求人が多いのかを確認していきましょう。

 

①営業・販売や接客などのサービス系
②ITエンジニア(SEやネットワークエンジニアなど)
③介護福祉業界など
④警備員(ガードマンなど)
⑤土木・建築・建設(施工管理職など)

 

例えば、営業職や接客やサービス業などは、専門スキルよりもコミュニケーション能力や人柄などを重視する傾向が強いため、未経験者でも正社員として採用される確率が高い職種です。

 

結果を出せるようになれば、学歴はそんなに関係なく評価をされるところも多いです。営業と比較すれば、攻めの要素が下がるため、プレッシャーは軽減されると思います!

 

また、ITエンジニアについては、(SEやネットワークエンジニアなど)、スクールでプログラミングや資格取得のサポート等をして頂けることと就職支援がセットになったものが存在するためそのようなサービスを活用していくようにしましょう。

IT業界はコロナ禍においても非常に安定しており、おすすめしたい業界の一つです!手に職をつけることが出来れば、リモート勤務などもしやすく働きやすい環境です。

 

警備会社なども元警察官の方は優遇してくれる求人であるかも知れません。

その他、介護福祉業界や、施工管理職等も安定しています!

 

すぐに就活・転職活動を始めることに自信がない人は、カレッジ型の支援でPCスキルやビジネスマナーなどを習得しましょう。

【12】就職支援エージェントは2~3社を同時に複数活用することがポイント

 

就職エージェントを活用するうえでのポイントは、自分自身が就職したいと考えている職種の支援に強い就職支援サービスを同時に2~3社程度のサービスを利用することです。

 

支援サービスごとに特徴が違うだけでなく、保有している非公開求人の内容や数にも違いがあります。(1社のみの活用ではそのエージェントが保有している求人しか受験できません)

 

また、アドバイザー・コンサルタントとの相性や支援のレベル、年収交渉の強さなども、実際に相談に行ってみないとわかりません。

 

とはいえ、登録しすぎても情報量が多すぎて、かえって混乱しますので、自らに合いそうな2~3社程度に登録をして、実際に相談することをおすすめします。

 

例えば、営業や販売などの一般的な職種支援をご希望であれば、リクルートエージェント』、『就職カレッジ(ジェイック)』、『就職shop』、『ハタラクティブの2~3社を登録し、実際に面談に行ってみて相性を確かめていきましょう。

 

コロナ禍でも求人が豊富なIT業界を未経験から目指す方は、ネットビジョンアカデミーがおすすめです。安定のネットワークエンジニアへの転職に強いです。

【12】正社員希望者におすすめしたい就活・転職活動支援サービス

 

希望する支援のスタイルに合わせて就職支援サービスを選ぶようにしてください。各社の特徴は下にスクロールして確認をしてください!

 

研修等は不要で、就職相談や企業の推薦などを希望の方は就職支援型からご登録ください。

 

 

就職支援型

 

ナビサイトを活用して自分で求人企業を探そうとしている方は以下をご利用ください。

 

 

就職ナビサイト

 

プログラミングや資格取得などの研修と就職支援がセットになった、ITエンジニアとして正社員になるための支援サービスをご希望の方は研修型ITエンジニアにご登録ください。 

 

 

研修型ITエンジニア

 

■Re就活【求人ナビサイト】

おすすめ度(評価・評判):★★★★★

 

Re就活」は、第二新卒など20代の就職・転職求人を掲載する就職支援ナビサイトです。

 

職種・業種未経験OKの求人が多数掲載されており、初めて転職活動を行う若手社会人の不安に寄り添うコンテンツ・機能も充実しています。

 

掲載企業についても、大手人気企業からこれから伸びるであろうベンチャー企業、労働環境が整備された優良な準大手・中小気企業まで幅広い求人が掲載されています。

 

未経験OK、キャリアチェンジ歓迎の求人・転職情報が多数掲載されているため、 第二新卒をはじめ、既卒、フリーター、ニートの方なども利用しやすいサービスといえるでしょう。

 

ファーストキャリアに縛られない、多様なキャリア形成をサポートして頂けるおすすめのサービスです。

 

20代に特化したナビサイトの中では国内最大級です!

エリア 全国
対象年齢 既卒・第二新卒・フリーター・20代など
得意業種 全職種
年収UP率 フリーターから正社員へ
求人数 約10,000件 ※募集職種と勤務地の組み合わせで件数算出

■リクルートエージェント【就職支援型】

おすすめ度(評価・評判):★★★★★

 

転職支援実績No.1の転職エージェントである『リクルートエージェント』。

 

業界最大級の20万件を超える非公開求人を保有しており、他の転職サイトでは見つからなかった求人と出会える可能性が高いエージェントです。

 

選考対策を必要としない中途の転職希望者でも、非公開求人の紹介を目的に登録することを最低限おすすめしたいサービスです。

 

もちろん、書類添削や面接対策が必要な方は、不安がなくなるまで徹底的にサポートして頂けます。

 

求人数を増やす際は、同社が手掛ける転職ナビサイトの『リクナビNEXT』も登録しておいてはいかがでしょうか。

 

支援実績断トツNO1です。求人数も豊富であるため、登録必須の一社です!

エリア 全国
支店 東京/西東京/さいたま/千葉/横浜/宇都宮/京都/大阪/神戸/名古屋/静岡/北海道/東北/岡山/広島/福岡
対象年齢 全世代
得意業種 全業種
年収UP率 非公開
求人数 200,000以上

■就職カレッジ(ジェイック‐JAIC)

おすすめ度(評価・評判):★★★★★

 

就職カレッジ(ジェイック)』で最も特徴的なのは、自分の状況に適した研修を無料で受講できるところです。

 

一般的なエージェントは、キャリア面談や求人紹介に留まることが一般的ですが、ジェイックの研修は5日間にわたり、基本的なビジネスマナーから仕事における考え方の基礎まで、社会人として知っておくべき様々なことを学べます。

 

また、就職活動の進め方や履歴書、面接の対策方法についても研修で学ぶことができるので、すぐに『面接に挑むのは不安がある』、『就職活動に役立つ知識を学びたい』という方におすすめです。

 

研修を受講することになる為、ある程度時間にゆとりがあり、今の自分を変えたい、研修を乗り切って自信を持ちたいというフリーターや、未経験、既卒、大学中退の方など向けのサービスです。

 

就職相談満足度は93.5%(※1)、就職後の定着率は92.21%(※2)とのこと。(同社調べ)

 

(※1)2022/3/17-2023/4/20の当社就職相談参加者のうち、アンケート回答者(1.974人)中、相談に満足されている参加者の割合

(※2)2022/8/1~2023/1/31に入社した人材の3か月定着率

 

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エリア 全国
対象年齢 18才~35才の離職中・既卒・フリーター・大学中退、未就業など
得意業種 営業、事務、サービス、ITなど
年収UP率 フリーターから正社員へ。年収、待遇up例多数
求人数

■doda転職エージェント

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転職サイトの『doda(デューダ)』は業界大手の転職サイトの一つです。

 

登録者数も多い転職サイトで、求人の検索機能に加え転職支援のプロであるエージェントに相談をすることも可能です。

 

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エリア 関東(Skype、電話等で、名古屋/大阪/福岡なども可)
対象者 既卒・第二新卒・フリーター・20代など
得意業種 エンジニア、営業、事務、マーケティングなど
年収UP率 フリーターから正社員へ。年収、待遇up例多数
求人数 1,500件以上

■マイナビジョブ20's【就職支援型】

おすすめ度(評価・評判):★★★★★

 

どの転職サイトよりも20代の転職・就職活動、第二新卒や既卒に特化しているのが『マイナビジョブ20's』。

 

社会人経験としての経験年数が浅くても、職務経歴書や履歴書について詳しくアドバイスして頂けますので、第二新卒~20代後半の転職活動で、書類選考や面接に不安がある人におすすめな転職エージェントです。

 

【特徴】

・登録者の85%以上が社会人経験3年以内の20代

・全ての求人2,500件以上が20代対象

・職種・業種未経験OK求人が50%以上

 

業界大手のマイナビグループが手掛ける20代専門特化のサービスです。

エリア 一都三県・愛知・岐阜・三重・大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀
対象年齢 24歳~29歳限定
得意業種 全業種
年収UP率 非公開
求人数 2,500件以上 

■就職Shop(リクルート運営)【就職支援型】

おすすめ度(評価・評判):★★★★★

 

就職shop』は大手人材会社のリクルート社が運営する18歳~20代に特化した就職支援エージェントです。

特徴としては、書類選考なしで面接できる企業が多く、学歴や資格ではなく、人柄や意欲を評価する企業が集まっています。


また、取り扱いの職種職種が幅広く、事務や企画、技術系の職種での募集も多数あります。(営業職の求人は全体の約4割となっています)

 

未経験者や20代でキャリアに自信がない方から人気のあるエージェントです。

 

2022年7月の時点で、就職shopを利用している企業数は1万社を突破しています。 

 

業界最大手のリクルートグループが運営しています。必ず登録しておきたい一社となります!

エリア 全国
支援拠点

東京(新宿・銀座・北千住・立川・西東京)

横浜・千葉・埼玉(大宮)

大阪・京都・神戸

対象年齢 18~29歳
得意業種 全業種
年収UP率 非公開
求人数 1万件以上

■ハタラクティブ【就職支援型】

おすすめ度(評価・評判):★★★★★

 

ハタラクティブ』は、フリーターや既卒など、未経験者でキャリアに自信がない方にとっては非常におすすめ就職支援サービスです。履歴書・職務経歴書の添削、面接日程の調整などのサポート体制も充実しています。

 

また、ハタラクティブでは、未経験OKの求人を約2,300件以上保有しており、内定率は驚異の80%以上を記録しています。

 

加えて、実際に取材をした企業の求人のみを紹介しているので、職場の雰囲気や求人の詳細情報など、求人を見るだけではわからないようなことも教えて頂けます。

 

手厚い就職支援をご希望の方は利用してみてはいかがでしょうか。

 

エリア 東京・神奈川・千葉・埼玉・関西・愛知・福岡
対象年齢 20代(未経験・フリーターなど)
得意業種 全業種
年収UP率 非公開
求人数 2,000件以上

■ネットビジョンアカデミー【研修型ITエンジニア】

おすすめ度(評価・評判):★★★★★

 

ネットビジョンアカデミー』は、上場企業のポートが運営する、フリーター、既卒、第二新卒に特化した就職支援サービスです。20代未経験からITエンジニアとして正社員就職を実現する支援をして頂けます。

 

求人数が非常に多いネットワークエンジニアとしての研修CCNA資格取得サポ―ト就職活動の支援をすべて無料で受けることが出来ます。

 

地方にお住いの方でも、シェアハウスの賃料が2か月間無料であるため、面倒な手続き無しで、安定のITエンジニアとしての就職を目指すことが出来ます。

 

エリア 関東(地方在住者向けに無料シェアハウスあり)

対象者

未経験・フリーター・20代など
得意業種 ネットワークエンジニア
年収UP率 フリーターから正社員へ。年収、待遇up例多数
求人数 非公開

 

就職・転職希望者から人気があるエージェント評判・口コミ一覧

【社会人経験が2~3年以上ある方】
リクルートエージェント

doda転職エージェント

【既卒・フリーターなど就業経験の少ない方】

就職Shop(リクルート運営)

 
マイナビジョブ20’s


DYM就職


ハタラクティブ

 

UZUZ(ウズウズ)

 

【研修等が無料で受講できるカレッジ型】

 

ジェイック(JAIC)(総合職むけ)

 

ネットビジョンアカデミー(ネットワークエンジニア向け)

 
【ナビサイトを利用する方】

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