本当に正しい? 就職活動の際の面接における『弱み』『短所』の伝え方。評価をされるポイントやコツを解説

 

就職試験の面接等で『弱み』や『短所』を聞かれる機会に一度や二度は直面した人も増えてきたのではないでしょうか。

「正直に伝えるべきなのか」、「どのように伝えたらよいのだろう」と悩む人も多いですよね?

 

さて、弱みはどのように伝えるべきなのでしょうか。


まずはじめに、弱みを含めた全ての質問は可能な限りPRに繋げたほうが良いと考えてください。

 

アピールと聞くと「弱みはない」と伝えたい気持ちもわからなくはありませんが、そんなスーパーマンのような人は滅多にいませんから、きちんと考えるようにしましょう!

 

記事の後半で、弱み一覧や回答例もご紹介&解説しています!

 

面接で弱みや弱点を聞かれた場合って困りますよね…。

正直に答えるべきなのか?嘘をつくべきなのか?

目次

 

【1】採用担当者や面接官側が『弱み』を確認する質問の意図って!?

 

【2】『弱み』『弱点』の見つけ方。言い換えがポイント!

 

【3】『弱み』『短所』を『長所』から考えていこうという方へ

 

【4】考えても長所に当たるところが見つからないと悩む必要はないです…

 

【5】弱みを簡単に見つけるには、自己分析ツールを活用することをおススメ!

 

【6】『弱み』『短所』『弱点』『苦手なこと』など一覧

 

【7】面接官に『弱み』『短所』を伝える際のコツ/注意点

 

以下、3万人以上の就職・転職支援をしてきた就活支援フリースペース『就プラ』が就活生や企業の人事採用責任者などから入手した情報をもとに徹底解説します!(新卒向けの情報が多いですが、20代の転職者の方に必要な情報も盛り込ませて頂いております)

【1】採用担当者や面接官側が『弱み』を確認する質問の意図って!?

 

まずは、企業の採用担当者、面接官が『あなたの弱みや弱点は何ですか?』となぜ聞いてくるのか理由を把握しておきたいですね。

 

質問には、必ず意図があります。

 

面接官は弱みの質問から何を確認したいのでしょうか!?

 

面接官側の確認のポイントは、会社、担当者により多少異なるものの、以下の3点を確かめていることが大半です。

 

 

質問の意図

(1)自分の弱みを把握出来ているか
(2)把握している弱みをそのままにせず改善しようとしているか
(3)自社で仕事をする上で大きくマイナスになる弱みがないか

 
これらを意識しながら返答し、できる限りPRにつなげていきましょう。

 

面接官が弱みを確認する理由は何となくわかった…ではどのようにアピールに繋げていけばよいのだろう…。

【2】『弱み』『弱点』の見つけ方。言い換えがポイント!

 

アピールに繋げると言ったって、そもそも自分自身の弱みがわからないという人も多いでしょう…。

 

弱みの見つけ方は以下を参考にしてください。

 

 

弱みの見つけ方①

弱みと強みは表裏一体という考え方
例えば「臆することなく自分の意見を述べることができる」という強みであれば、「自己主張が強すぎる」という弱みに言い換えることができます。


よく、強みを知れば弱みがわかるという考え方もあります。でも、そもそも強みがわからないという人もいらっしゃるかもしれません…。

 

そのような方に向けて、後ほど強みの把握の仕方も解説していきますね!



弱みの見つけ方②

過去の失敗経験から見つける方法
過去の経験の中で、失敗したことを思い出して、何がいけなかったのか、何処を改善すれば良いのかを考えてみましょう!


どちらの方法でも、自分自身の特徴や性格、過去の経験等を把握していく必要がありそうですね…。 

 

強みや弱みを把握しなければいけないことまでは理解出来た…結局自己分析が必要なのかな?

【3】『弱み』『短所』を『長所』から考えていこうという方へ

 

次は、『弱み』は『強み』 と表裏一体と考えて、『強み』や『長所』から考えていこうとする方に向けて、長所の例をご紹介します。

 

以下などは、就活生が語ることが多い長所の一例です。

 

明るい、諦めない、諦めが悪い、思いやり、落ち着いている、観察力、完璧主義、気配り、几帳面、聞き上手、協調性、計画性、継続力、傾聴力、健康、行動力、向上心、コミュニケーション能力、慎重、柔軟性、集中力、責任感、素直、正確性、チャレンジ精神、調整力、適応力、提案力、努力家、話やすい、忍耐力、粘り強さ、ポジティブ、真面目、負けず嫌い、リーダーシップ、臨機応変、冷静

 

答え方としては、上記の特徴に対して、「ある」、「高い」、「長けている」等をつけ添えれば良いでしょうね!

 

長所の一覧を参考にすれば何とか、『弱み』を考えることが出来そうですか?

【4】考えても長所に当たるところが見つからないと悩む必要はないです…

 

『長所や強み』が自分にはない、思いつかないという人も実は多いのです。

 

でも、心配しないでください。『長所や強み』は誰にでもあります!

 

『長所や強み』がないという人は、他の人と比較をして、自信がない、目立っていないからアピールにならないと思い込んでいるだけです!

 

もの凄い高い水準のものではないといけないと勝手に思い込みがちですが、実際のところ就活生の大半の方が同じような水準の話をしています。

 

大切なことは、具体的なエピソードを交え、自分自身の中である程度自信がある特徴を、あなたのことを知らない第三者へ伝えるための表現上の工夫をすることです。

 

高い水準の長所・短所ではないといけないと思いこむ必要はありません。皆、同じような水準のいたって普通の話をしています!

【5】弱みを簡単に見つけるには、自己分析ツールを活用することをおススメ!

 

さて、『長所や強み』の話はこれくらいにして、本題の『弱み』や『弱点』の話に戻りましょう!

『弱み』に対して上手く答えるためには、何を考えておけばよいのでしょうか。

 

返答内容を考える前に、以下の2つの準備をすると良いでしょう!

 

(1)自己分析を通じて、自分自身の弱みや短所を把握する

(2)弱みや短所がどのような状況において表れるのか、マイナスに作用することがあるのかを考える

 

ペンを片手にノートに書き出していくことももちろん必要ですが、面倒だと思う人は就職ナビサイトやアプリ等の自己分析ツールを活用することなどでも、強みや弱みの把握が出来るはずです。

 

自分の『弱み』や『短所』がわからない、思いつかないという人は自己分析ツールなどを活用すると簡単に把握できます。『強み』も一緒に確認出来るため一石二鳥です!

 

また、必ず行っておきたいことは、応募している会社の求める人物像を確認することです。

 

募集職種で必要とされる能力と、皆さんの『弱み』や『短所』がミスマッチでなければ、別に嘘をつく必要はありませんし、高水準のものをアピール出来なくても問題ありません。

 

【6】『弱み』『短所』『弱点』『苦手なこと』など一覧

 

さて、面接時の伝え方を考える前に、参考までに弱みの一覧についてもご紹介します。以下も参考にしつつ、返答内容を考えていってください!

 

 

短所一覧

心配性、慎重すぎる、見切りをつけるのが遅い、集中しすぎる、マイペース、自己中心的、集中しすぎる、周りが見えなくなる、時間を忘れる、優柔不断、決断に時間がかかる、真面目すぎる、責任感が強すぎる、頑固、融通が利かない、難しく考えてしまう、動き出しが遅い、追い込み型、細かいことに執着する、神経質、効率が悪い、遠慮しがち、気を使いすぎ、引っ込み思案、短気、せっかち、先走ってしまう、忍耐力が足りない、分析力が足りない、他人に合わせがち、流されやすい、八方美人、飽き性、長続きしない、プレッシャーに弱い、緊張しやすい、突然の出来事に弱い、柔軟性がない、臨機応変さが足りない、マニュアル型、自分の意見が言えない、負けず嫌いすぎる

 

弱みは〇〇ない、○○すぎる、○○してしまうなど長所を言い換えれば良いです。

【7】面接官に『弱み』『短所』を伝える際のコツ/注意点

 

最後に、弱みを解答する際の伝え方のコツや注意点をお伝えします。 


嘘をつけとは言いませんが、素直に言いすぎる必要はないですし、相手が求めている能力とは完全に反対の弱みを伝えることは避けた方が無難です。

特に、企業側の採用ニーズや求める人物像と逆行することは避けた方がよいでしょう。裏を返せば、それを利用し、PRするという考え方もアリです!

例えば、スピード感を持って仕事をする姿勢を強く求めている会社だったとしたら、「そそっかしいとか、やや慎重さに掛けることがある」などを弱みとして、

 

とにかくスピード重視の傾向が強く、思い立ったら即行動という面があります。


スピードを最優先する状況ではさほど問題ではありませんが、充分に考えきれていないケースがあるので、単に片付けるという意識を排除し、じっくり丁寧に取り組むことも意識しながら行動するようにしています。

 

などと伝えれば、スピード感を持って働ける人材というニーズにはマッチしているように聞こえますよね!

また、シンプルに「弱み」を伝える場合は、弱みを伝えたあと、改善方法も伝えるようにしましょう。

 

すべてを正直に伝える必要はありません。受験している職場で明らかにマイナスになるようなことを伝えることは必ずさけましょう!