グループディスカッション(GD) 「困ったちゃん」の対処方法|クラッシャーに遭遇したときは?
新卒採用において企業側が実施をするグループディスカッション(GD)。
選考の初期段階では、大人数から効率的に求職者を絞り込む方法として、グループディスカッションを実施する企業が増えています。
これからグループディスカッションを経験する中で、人の意見を聞かない、話の流れが読めない、否定ばかりする等、「困ったちゃん」と出会うことを経験するはずです。グループディスカッションをぐちゃぐちゃにすることから『クラッシャー』等とも揶揄されています。
グループディスカッションの『クラッシャー』の対処方法を解説します!
今回は、グループディスカッションで運悪く出会ってしまった「困ったちゃん」の対処法を紹介します。
痛いやつ、やばいやつになり、原点されてしまわない様にしっかりと対策していってください!
①だんまり君
ほとんど、喋らない人。というより、議論の流れについていけず、喋れないケースが多いです。
無害ではあるが、議論に参加させてあげることでチームで働く力をPRしましょう。
対処方法として、適度に発言を促してあげることが必要ではあるものの「●●さん、何か意見はありますか?」は、息の根を止める可能性が大。
議論について行けていない人には、かなりヘビーな促しです…。今まで「●●のような案が出ましたが、●●さんも賛同いただけていますか。
私達ばかりが話を進めてしまいましたね、すみません。皆で協力して良い結論を出しましょう」など、その人が意見出来なかったことを責めずに、今までの話を要約しながら、回答しやすい問いかけをしましょう。
割とクローズドクエスチョンが有効だったりするときもありますよ。
②ボケボンさん
議論の流れを完全に無視…見当はずれな発言を繰り返し、時間内に結論にたどり着く邪魔をする人。
ひとまずは、今何を議論しているのかを気づかせましょう。「なるほど、そういう意見ですか。
●●(今話し合いをしていること)という観点での意見もありませんか?」と、今何を議論しているのかを気づかせてあげましょう。
それでもどうにもならない場合は、まずは意見を肯定してあげて、その人の気分を盛り上げ、話を引き延ばしてやり過ごしましょう。
「その案いいね!今の議論がまとまって、時間があれば最後に是非話しましょう!」などと伝え、自分が何となく受け入れられた感を出して上げれば自尊心は保てるはずです。
そもそも場違いな意見をする人なわけですから、話を引き伸ばされたことにも気づかず、いつの間にやらタイムアップになるはず。
③否定名人さん
出た意見すべてを否定し、場を凍りつかせる人。放っておくと、意見しにくい雰囲気になったり、議論がいつになっても前進せず、結論に至らぬ状況に陥ります。
名人への対処方法はわりと難解…このタイプは地頭が良く、知識豊富な場合が多いんです。真っ向勝負は、時間の無駄。
おススメは、先手必勝。「意見出しの際は否定禁止。皆が自由に議論できる場にしましょう」と提案して、否定しにくい雰囲気をつくりましょう!
それでも、名人としての実力を発揮する人がいる場合は、『肯定』→『代案指示』で生産的な議論に持ち込みましょう。
例えば、「なるほど。●●さんは多角的な視点と知識をお持ちですね。私は勉強不足なので、ぜひ今お話頂いた課題に対する改善案をお聞かせいただきたいのですが」と問いかけてみたり、「●●さんから指摘頂いた点を踏まえ、より議論を深めてしていきませんか。
改善案等も話しあっていきましょう!」と、否定を受け入れつつ、議論を前に進めてしまいましょう。
④ダメダメ司会君
司会として十分な役割を果たす能力がないにもかかわらず、高評価を期待して進行役に立候補してしまうイタイ人。
超有害であり、議論は非生産的な方向にばかり進みます。放置をすれば全員仲良く「お祈り」GETということにもなりかねません。
役割を奪うか否かは、状況・自らの能力によると思いますが、管理人は奪うことはせずに、直江兼続のような名参謀になった方が建設的であると思っています。
ダメダメ司会君だって、合格したくて立候補したわけですから、奪おうとすれば抵抗するはず。そこで権力争いをしているほどの時間残されていないですよね。
では、対処方法。うんざりしている周りの仲間を味方につけつつ、実質は自分が仕切ってしまえば良いと思うんです。
でも、必ずダメダメ司会君に決定権があるかのように、要所々々で伺いを立てましょう。
例えば、「●●に賛成する人が大半なので、▲▲で議論を進めることが最も効率的であると思うのですが、■■(ダメダメ司会)さんよろしいですか?」など。
自分が仲間はずれにならなければ、リーダーとしての役割を果たそうとしてくれるでしょうから、さすがにダメとは言わないでしょう。
このときのコツは、ダメダメ司会君の考えを聞くのではなく、「YES」と答えたほうがダメダメ司会君が中心に居続けられる問いかけをしていきましょう。