【就職活動/新卒採用】内定するエントリーシート(ES)の書き方/コツ・ポイント・注意点 基本編
就職活動の入り口ともいうべき「エントリーシート(ES)」。
人気企業であれば志望者の8~9割程度がこのエントリーシートと筆記試験で足切りされる厳しい現状があります。
そのエントリーシート選考を突破する方法を解説していきます。
目次
【1】エントリーシート(ES)とは何か?
【2】企業が採用活動で重視をする項目は人柄や自社への興味
【3】エントリーシート(ES)で企業側が確認するポイント・項目
【4】企業側のエントリーシートの評価ポイントや実施目的は?
【5】書類選考が合格すればOKというわけではない
【1】エントリーシート(ES)とは何か?
まず、エントリーシート(ES)とは何でしょうか?
簡単に説明をすると企業が採用活動をする際に、『書類選考の課題として提出を求められる採用書類』です。
質問項目は、企業ごとに異なり、学生の人柄を問う質問項目が多いです。
住所や、電話番号、e-mailアドレス、学歴、資格などのプロフィール情報は基本的に履歴書に記載します。
エントリーシート(ES)は、学生時代に力を注いだこと・入れたこと『通称ガクチカ』や『自己PR』、『志望動機』などを200文字~600文字程度の文章量の指定があり、就活生の皆さんがそれをアピールして行く書類です。
【2】企業が採用活動で重視をする項目は人柄や自社への興味
エントリーシート(ES)を記入するにあたり、企業の人事採用担当者や経営陣が採用の際に重視をしているポイントを見ていきましょう。
大手人材企業のリクルートグループが調査した結果『就職白書 2019 - リクルートキャリア』では、企業側は採用の際に重視をする項目は『人柄』『自社への興味』『アルバイト経験』『大学/大学院で身につけた専門性』『研究内容』などでした。
1位は『人柄』であり、これらを確認する上で、エントリーシート(ES)を提出させるわけですね。
相手が求めていることを知ることは、合格するエントリーシート(ES)を記入する上では大切なことなのです。
企業側が採用の際に重視していることは1位『人柄』、2位『自社への興味』です。
【3】エントリーシート(ES)で企業側が確認するポイント・項目
(2)学生の熱意と志望度
(3)学生の知識や考える力
主のポイントとしては、自社で活躍するための能力や知識を有しているか、そして自社に対して強い興味関心を抱いてくれているか等を確認してきます。
「学生時代に力を注いだこと(ガクチカ)」や「自己PR」などは1を問う質問となり、志望動機は2を確認しています。
3については、「新たな商品」を考えるようなテーマが出題されたこともあります。1、2の設問と違い、事前の対策がし難いため「自ら考える力」を確認するには適した質問なのでしょう。
エントリーシートを記入する事前準備として、自己分析により自らの強みを把握すると共に強みを実証できそうなエピソードを整理しておきましょう。
【4】企業側のエントリーシートの評価ポイントや実施目的は?
次に、企業側がエントリーシート(ES)の提出を課す理由や目的は何なのでしょうか?
会社により、実施目的は多少異なるものの、一般的には大勢の学生の中から、面接等で直接会う学生を決めるために、効率的に書類で振るいにかけているわけです。
エントリーシート(ES)選考を実施する企業側の目的は効率的に『直接会う人』を決めるためです。
要するに、『この学生には会って直接話がしたい!』と感じてもらえればエントリーシート(ES)は通過します。
皆さんのESは、『ぜひ会ってみたい!』と人事に思ってもらえるような仕上がりになっていますか?
そして、もう一つ重要なことは、【ライバル】の存在です。恐らくここに集まっている学生さんの多くは、就職人気企業ランキングに入ってくる、いわゆる《大手企業》を狙っているはずですよね。
こういった人気企業には毎年どのくらいのエントリーシートが届くでしょう・・・?
業界によって多少のズレはありますが、万を超えてくるのは確かです。
想像を超える倍率がそこにはあります。
就活四季報によると2019年度のエントリーシート(ES)の通過率は、『電通東日本 11%』、『ロート製薬 16%』、『大同興行 18%』、『味の素AGF 22%』、『東京ドーム 22%』となっています。
大手人気企業となると1万人のうち千人、1~2割位しかESが通過していない実情です…。
【5】書類選考が合格すればOKというわけではない
エントリーシート(ES)は選考の最初から最後まで活用されるので注意してください。
集団面接や個人面接では面接官の資料として履歴書と併せて活用され、細かな部分に対しての確認をされます。
必ず提出したもののコピーやデータを必ず保存しておき、面接前に見直すようにしましょう。