民間の障害者雇用や市役所など地方公務員の障害者枠の実態。平均年収・給料や手取りはいくら?
『障害者採用では平均年収や月給などお給料や手取りはいくら位なのか?』
『市役所などの地方公務員はお給料が高いと聞くけど、難易度や倍率はどうなの?』
『特例子会社は、給料が安く、待遇がひどいという噂があるけど本当?』
障害者雇用の方は、お給料が低く、生活が出来ないという人も多いようです。
障害者雇用枠だとデメリットしかないから、手帳を保持していることや障害を隠して就職・転職活動をした方が良いのかという質問を受けることもたまにあります。
当記事では、障害者雇用枠の平均年収やお給料などの実態はどうなのか、労働環境が整ったホワイトな職場はどうやって探すのかなどについて解説していきます。
障がいをお持ちの方の就職に関する悩みは多岐にわたり、これという方法がある訳ではありません。一人ひとりの特性や希望に沿った就業が出来る企業と出会えるかが就職成功のカギです!
当記事では、厚生労働省の調査データや3万人以上の就職支援を手掛けてきた就プラがおススメする障がい者専門の就職ナビサイトや就職支援エージェントを一覧にしてご紹介します。
就活を成功させ、良好な人間関係の職場で働きたい方、自らの特徴を活かしてして働ける求人を希望する方はぜひご覧ください!
目次
【1】障害者雇用の平均年収や給料。特例子会社の給料や待遇は低いの?
【2】結局、障害者の給料は高いのか?安いのか?
【3】お給料が低いのは労働時間が少ないことの影響が大きい
【4】障害者枠で公務員として働くメリット。年収や給料の水準は高い
【5】障がい者雇用枠の正社員の割合はわずか25.5%という実態
【6】認定マークなどが多いホワイト企業ランキングTOP100
【7】障害者の雇用に積極的な企業。障害者雇用率ランキング
【8】特例子会社とは?
【9】大手企業の特例子会社一例
【10】障害の種類によって就職・配属されやすい職種が異なる
【11】障がい者の就職後の定着率は1年で60%程度の現状
【12】障がい者が職場を辞めた理由は?
【13】正社員登用を目指す障害者はエージェントをおススメ
【14】就活中の障がい者におすすめの専門ナビサイトや転職エージェントの特徴
【15】障がい者の就活は、就職支援エージェント(ナビサイト)の複数登録が一般的
【16】障がい者に人気の就職・転職支援エージェント(おすすめのナビサイト)
【1】障害者雇用の平均年収や給料。特例子会社の給料や待遇は低いの?
障害者雇用枠のお給料はどれくらいの金額なの気になる人も多いですよね⁉
自分自身としては月給や手取りが少ないと漠然とした不満があっても、平均年収がどれくらいなのかわからないので、高いのか低いのかの判断もつかないという人もいらっしゃるのではないでしょうか。
以下は、野村総合研究所が2年後に発表した『障害者雇用に関する実態調査調査結果(2018年)』です。
(注)表については当ページで数値をまとめたものとなります。
こちらは障がい者雇用全般です。
年収 | 割合 |
1~50万 | 0% |
51~100万 | 0% |
101~150万 |
6.9% |
151~200万 | 11.8% |
201~250万 | 7.8% |
251~300万 | 14.7% |
301~350万 | 16.7% |
350~400万 | 14.7% |
401~450万 | 9.8% |
451~500万 | 3.9% |
501~550万 | 4.9% |
551万以上 | 8.8% |
実態として、もの凄い高い年収を得ている人はあまりいらっしゃらないようです。
これは、労働時間や雇用形態などの関係もあり、仕方がない部分と捉えたほうが良いかも知れません。
また、特例子会社の給料は低く、待遇が厳しいと言いますがこれは本当でしょうか?
その実態や平均年収等についても解説していきます。
以下のグラフは野村総合研究所による『障害者雇用及び特例子会社の経営に関する実態調査(2016年)』です。
以下は、特例子会社に限定した数値です。
(注)表については当ページで数値をまとめたものとなります。
年収 | 割合 |
1~50万 | 0% |
51~100万 | 1.2% |
101~150万 |
21.6% |
151~200万 | 33.5% |
201~250万 | 21.6% |
251~300万 | 10.8% |
301~350万 | 7.2% |
350~400万 | 3% |
401~450万 | 1.2% |
451~500万 | 0% |
上記、2つのグラフや表から読み取れることは、特例子会社のほうが全体的に年収が低いということです。
しかし、誤解してほしくないことは、特例子会社は知的障害や発達障害等の方の受け入れについても実績が豊富で、短時間雇用者等も多いため、年収が低く見える実態があるという風にもとらえてください。
特例子会社だからお給料が低いというわけではなく、あなたの障害にあわせた労働環境=お給料や平均年収になっていると考えたほうが転職で失敗することが少なくなると思います。
結論としては、もちろん会社によりますが、特例子会社だからお給料が低いというわけではなく、労働時間に応じたものだとお考ください!
特例子会社のほうが障害の等級が高い方などの雇用にも積極的です。体調への配慮などあり、労働時間が少なくなればお給料も低くなって当たり前ですね。
【2】結局、障害者の給料は高いのか?安いのか?
先に紹介したデータから高給取りということは難しいことは理解できた。この際、障害者の給料は高いのか安いのか実態をしっかりと把握したいという人もいらっしゃるでしょうから、今度は厚生労働省によるデータも見ていきましょう。
厚生労働省の「平成30年度障害者雇用実態調査」によると、身体障害者が最も
高い金額で約21万5,000円。
知的障害者は約11万7,000円、精神障害者は約12万5,000円、発達障害者は約12万7,000円が平均月収という状況です。
身体障害者 | 21万5千円 |
知的障害者 | 11万7千円 |
精神障害者 | 12万5千円 |
発達障害者 | 12万7千円 |
一般雇用枠労働者の平均月収は約26万4,000円となりますので、それと比較しても低い金額ですね。
障害者枠の雇用の中では、最も給与水準の高い身体障害者でも、単純計算すると年間にして60万円の差があるのです。ここに、賞与(ボーナス)や役職手当の差分が生じるわけですから、年間所得の差分は150〜200万円程度になります。
一般雇用枠の平均年収は国税庁の『民間給与実態統計調査(平成30年分)』によると441万円となっており、障害者の方はこれよりも150~200万円程度低くなるでしょうから、200~250万円前後になるかと思います。
手取りのお給料金額については、厚生年金保険料、健康保険料、雇用保険料などの社会保険料が20%程度控除されると思えばよいでしょう。住民税等は収入額に応じて免除になったりもするので多少の前後はあるでしょう。
官公庁のデータから推測しても平均年収は200~250万円程度かとは思います。
【3】お給料が低いのは労働時間が少ないことの影響が大きい
お給料の低さは、労働時間も関係していると思われます。障害者枠の雇用は、時給制の方なども多いでしょうから、勤務時間が月給額に大きく影響します。
■通常(週30時間以上)
身体障害者 | 79.8% |
知的障害者 | 65.5% |
精神障害者 | 47.2% |
発達障害者 | 59.8% |
■週20時間以上30時間未満
身体障害者 | 16.4% |
知的障害者 | 31.4% |
精神障害者 | 39.7% |
発達障害者 | 35.1% |
■週20時間未満
身体障害者 | 3.4% |
知的障害者 | 3.0% |
精神障害者 | 13.0% |
発達障害者 | 5.1% |
労働時間が短くなる傾向が強い、精神・発達障害の方のお給料は低い傾向があります。知的障害の方のお給料が低いのは職種との関連性が強いように思えます。
記事の後半でご紹介しますが、障害の種類により受入れ状況や配属されやすい職種等も異なります。
【4】障害者枠で公務員として働くメリット。年収や給料の水準は高い
次は、比較的安定していると言われる国家公務員や市役所職員など地方公務員の給料についてもみていきましょう。
人事院の「国家公務員障害者選考試験 受験案内」を確認すると、採用当初の額は
148,600円(行政職俸給表(一)1級5号俸)が基本となるようです。これは、採用前の職務経歴や年齢などに応じて増額される仕組みのようです。市役所職員なども同じような俸給表に基づき決定をされていきます。
加えて、以下のような手当が支給されるため、比較的安定していると言われます。
諸手当など
地域手当:民間賃金水準の高い地域で働く人に支給
扶養手当:扶養親族のある人に支給。子供がいる場合10,000円(月額)
住居手当:賃貸住宅を借りている方。最高 27,000円(月額)
通勤手当:通勤時の交通費(通勤定期券相当額)。最高 55,000円(月額)
厚生労働省の『令和2年 障害者雇用状況の集計結果』を確認と以下のような雇用状況のようです。
雇用状況や法定雇用率
【国家公務員】
9,336.0人(前年は7,577.0人)、法定雇用率2.83%(前年は2.31%)
【地方公務員(都道府県)】
9,699.5人(前年は9,033.0人)、法定雇用率:2.73%(前年は2.61%)
どちらも公的機関での障害者の法定雇用率2.5%を上回っており、求人倍率としては受験する都道府県により異なりますが、10倍前後程度のところが多いようです。
合格出来れば嬉しいですが、法定雇用率を満たしていることもあり、なかなか厳しい戦いにはなりそうです。
【5】障がい者雇用枠の正社員の割合はわずか25.5%という実態
次は、障がい者雇用枠の就労人数や正社員比率等のデータをご紹介致します。
厚生労働省の調査によると、従業員規模5人以上の事業所に雇用されている障害者数は82万1,000人となっています。
調査は、常用労働者5人以上を雇用する民営事業所のうち、無作為に抽出した約9,200事業所が対象。回収数は6,181事業所(回収率67.2%)のようです。
障害別の内訳は以下の通りです。
障害の種類 | 雇用されている人数 | 正社員の割合 |
身体障害者 | 42万3,000人 | 52.5% |
知的障害者 | 18万9,000人 | 19.8% |
精神障害者 | 20万人 | 25.5% |
発達障害者 | 3万9,000人 | 22.7% |
【6】認定マークなどが多いホワイト企業ランキングTOP100
今後は、ホワイト企業ランキングを見てみましょう。
ホワイト企業ランキングにランクインするような企業は障害者の方の受け入れに積極的な所も多いです。
以下は、『一般社団法人安全衛生優良企業マーク推進機構』の調査データです。
厚生労働省がスタートさせた『安全衛生優良企業公表制度』に関連する事業などを委託されています。
厚生労働省の『くるみん』、『えるぼし』や経済産業省の『健康経営優良法人認定制度』等の認定企業等が中心になっているようです。
ホワイト企業の基準を何におくかによってもランキングは異なりますが、一つの参考にしても良いかもしれませんね!
ランキング基準
①取得マーク数が多い※1
②月平均残業時間が少ない※2
③平均の法定時間外労働60時間以上の労働者の数が少ない※2
④新卒者の採用・定着状況(前年度)-離職者数が少ない※2
⑤36協定の上限(特別条項を含む)が小さい※2
⑥平均有給取得率が多い※2
上記のホワイト企業ランキングに入るような会社は、従業員数が多く、法定雇用率から算出される障がい者枠の採用人数も多いため、あなたの特徴を理解、把握、共感してくれる職場が多い可能性もあると考えてもよいのかも知れません。
ホワイト企業ランキング一覧に入るような企業は企業の規模も大きく、事業会社はもちろん、特例子会社などを子会社に持っているところが多いです!
【7】障害者の雇用に積極的な企業。障害者雇用率ランキング
次は、東洋経済オンラインが発表した『障害者の雇用に積極的な企業ランキング100』のデーターも簡単にご紹介します。
以下は、前年より単体の障害者雇用率がベースとしてのランキングとなりますので、あくまで参考程度にしてください。
リンクについては、https対応が非対応の会社や、障がい者雇用支援など事業などを手掛けていないところは除いています。
雇用率が高い=ホワイトな職場環境とは言い切れないため、その点はご注意ください。
1位 | 株式会社ゼネラルパートナーズ | サービス業 |
2位 | 株式会社エフピコ | 科学メーカー |
3位 | エイベックス株式会社 | 情報通信業 |
4位 | MRKホールディングス株式会社 | 小売業 |
5位 | 株式会社キトー | 機械メーカー |
6位 | 株式会社ファーストリテイリング(ユニクロ・ジーユー) | 小売業 |
7位 | 株式会社LITALICO(りたりこ) | サービス業 |
8位 | 古河機械金属株式会社 | 非鉄金属メーカー |
9位 | 株式会社良品計画 | 小売業 |
10位 | マックスバリュー | 小売業 |
11位 | ワタミ株式会社 | 小売業 |
12位 | ダイジェット工業株式会社 | 機械メーカー |
13位 | 株式会社リヒトラブ | 事務用品メーカー |
14位 | 株式会社イノベーション | 情報通信業 |
15位 | 株式会社白鳩 | 小売業 |
【8】特例子会社とは?
次は、ホワイトな職場環境である可能性が高い特例子会社について解説していきます。
特例子会社は、障害をお持ちの方が働きやすいように配慮された会社です。
バリアフリーなどの設備面の整備はもちろんのこと、障害の特徴を考慮した業務内容の切り出しを行うなど、障害者に対してのサポート環境が整っている会社が多いです。
そのため、比較的障害の程度に関係なく働くことが可能な会社が多いです。
【フリー百科事典 ウィキペディア(Wikipedia)】:特例子会社
もちろん、企業側が特例子会社として認定を受けるには、一定の要件を満たす必要があります。
特例子会社の親会社の大半は、国内でも大手企業と言われるような有名企業が多いですが、親会社に求められるのは、子会社の意思決定機関(株主総会など)を支配していることが条件となります。
詳細としては、特例子会社には、以下の要件が求められます。
特例子会社の要件
・親会社との人的関係が緊密であること(例えば親会社から役員派遣など)
・雇用される障害者が5人以上。全従業員に占める割合が20%以上であること。
・雇用される障害者に占める重度身体障害者、知的障害者および精神障害者の割合が30%以上であること。
・障害者の雇用の促進および安定が確実に達成されると認められること。
・障害者の雇用管理を適正に行う上で必要な能力を有していること。
上記の要件を満たせば特例子会社として厚生労働大臣の認定を受けることができます。その特例子会社に雇用される労働者を、親会社に雇用されているものとみなして法定雇用率に算定できる仕組みになっています。
見方を変えれば大手企業の法定雇用率を満たす分の障害者雇用枠を特例子会社等で採用する必要があるという事です。
【9】大手企業の特例子会社一例
特例子会社は全国に何社くらいあるのでしょうか!?
厚生労働省の『特例子会社一覧』(令和2年6月1日現在)によると全国に544社あるようです。
以下などは、特例子会社一例ですが、社名を聞いたことが無いところも多いのではないでしょうか!?
HP等も正直充実しておらず、探すことが割と大変でした…。
企業名 | 親会社 |
株式会社リクルートオフィスサポート | 株式会社リクルートホールディングス |
菱信データ株式会社 | 三菱UFJ信託銀行株式会社 |
ANAウィングフェローズ・ヴイ王子株式会社 | ANAホールディングス株式会社 |
ソニー希望・光株式会社 | ソニー株式会社 |
NECフレンドリースタフ株式会社 | 日本電気株式会社 |
株式会社キューピーあい | 株式会社キューピー |
ブリヂストンチャレンジド株式会社 | 株式会社ブリヂストン |
株式会社京王シンシアスタッフ | 京王電鉄株式会社 |
オリックス業務支援株式会社 | オリックス株式会社 |
株式会社電通そらり | 株式会社電通 |
募集自体も通年で大量採用をしているという訳ではなく、欠員補充や親会社の法定雇用率の不足分を埋め合わせるための募集に限られます。
特例子会社の中で採用を行っている企業を見つける事は容易ではない為、障害をお持ちの方は、エージェントと言われる存在に就職支援を依頼したほうが効率的ですし、失敗が少ないでしょう。
特例子会社は先に説明した通り、障害の種類等も採用要件に含まれるため、企業によってその時のニーズが異なるのです。向いている職場、そうではない職場が常に変わってくるのです。
特定子会社のメリットは配慮された環境があること、デメリットは求人数が限られている事でしょう。
現在、採用を行っている特例子会社を探すことは簡単ではありません。
【10】障害の種類によって就職・配属されやすい職種が異なる
お持ちの障害の特性によって、就職しやすい仕事が変わることも理解をしておいてください。
障害の特性に合った職種や配慮のしやすさが異なってきます。
精神障害や知的障害などの方は、比較的就職・転職の難易度が高いと言われておりますので、特例子会社や就労継続支援事業所なども含めてご検討されたほうが良いかも知れません。
従事する職業
・身体障害者は事務的職業が32.7%と最多。
・知的障害者は生産工程の職業が37.8%と最多。
・精神障害者はサービスの職業が30.6%と最多。
・発達障害者は販売の職業が39.1%と最多。
貴方の特性と職場の受入れ環境の合致具合によってお給料や内定率に大きな差が生じます。
【11】障がい者の就職後の定着率は1年で60%程度の現状
こちらは障害の種類により、大きく結果に差が出ており、発達と知的障害の方は約70%、身体障害の方は約60%、精神障害をお持ちの方は50%を下回る結果になっている模様です。
出典:独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センター発表「障害者の就業状況等に関する調査研究」
【12】障がい者が職場を辞めた理由は?
出典:「平成25年度障害者雇用実態調査」(厚生労働省)
障害をお持ちの方が会社・職場を辞める理由は、職場や労働時間、障害特徴の不一致などが多いようです。エージェントを活用して、職場の環境をしっかりと確認するようにしたほうが、失敗が少なそうですね。
あなたの特性に合った職場を見つかられることが長期間勤続する上で重要です。
【13】正社員登用を目指す障害者はエージェントをおススメ
障害をお持ちの方が、求人を探すには様々な方法がありますが、当記事としては就職支援エージェントと言われる人材紹介会社の利用をおススメします。
ハローワークの求人は数が豊富に見えるのですが、基本的には無料で掲載できることや求人のチェック等はほとんどされない為、実態が見えにくい会社が少なくありません。正社員求人も1割~2割程度のように思えます。
大手企業の特例子会社を狙ったり、就労移行支援施設から正社員雇用にというステップもあるでしょう。でも、例えば、特例子会社はどこの会社の枠が空いているのかをタイミングよく見つける事は簡単ではありません。
その情報を保有しており、書類作成や面接練習なども行ってくれる専門家にサポートを依頼してしまったほうが遥かに効率的です。
念のため、就職の相談先等を以下にご紹介します。
無料で利用できる施設は実は沢山ありますが、手厚い支援を求める方は民間企業によるエージェント等がおすすめです。
「人材紹介サービス」、「転職・就職支援エージェント」とは、「有料職業紹介事業所」という厚生労働大臣の認可を受けた職業紹介斡旋会社のことを言います。
就職を希望する求職者と、人材を採用したいと考える企業のニーズをマッチングさせる役割を担っています。
記事の後半部分で、未経験者に人気の人材紹介サービスをご紹介します。
「ハローワーク」とは、「国民に安定した雇用機会を確保すること」を目的として国(厚生労働省)が設置する行政機関です。(正式名所は、公共職業安定所)
全国544か所に設置され、職業紹介・雇用保険・雇用対策についての相談や手続きを行っています。
フリーターやニート、既卒者など、働く場所を求める全ての国民、若者・女性・高齢者・障がい者などの就職・転職の実現を支援しています。
「東京しごとセンター」とは、東京都内での雇用・就業を支援するために、東京都が設置したしごとに関するワンストップサービスセンター」です。
神奈川県には、「かながわ若者就職支援センター(ジョブカフェ)」、大阪府には「OSAKAしごとフィールド」など、地域により運営形態は異なるものの、都道府県が運営する施設と、ハローワークが併設されているケースなども多く存在します。
運営については、民間企業や社団法人等に委託をするケースも多いようです。(運営費用は自治体が負担してるため、求職者の利用は無料です)
「サポステ」(正式名称は地域若者サポートステーション)とは、厚生労働省が委託した全国のNPO法人・社団法人・株式会社・学校法人が運営しています。
就労に関する相談・面談や就労体験、面接指導など、就労に向けた総合的な支援を手掛けています。利用可能な方は、15歳から39歳までの若年層で就労していない期間がある人となります。
【14】就活中の障がい者におすすめの専門ナビサイトや転職エージェントの特徴
障がい者専門の就職支援ナビサイトの特徴として、共通しているサービスがあります。
それは、専門のアドバイザーが就職活動の最初から最後までフルサポートしてくれるというものです。
「就職・転職支援エージェント」等の言われるサービスです。
利用料はもちろん無料ですのでご安心ください!
障がい者専門の就職支援サービスを利用して就活を成功されてた方の中でも、以下のような利用者からのコメントが多数見受けられました。
障がい者専門のエージェントを活用することで、効率的に就職活動を進めてください!
障害者の採用実績があり、より良い条件と環境の良い職場を紹介してくれた(躯体障害者)
自らの障害の特徴をしっかりと把握し、企業側の受入れ体制を確認してくれた。(聴覚障害者)
【15】障がい者の就活は、就職支援エージェント(ナビサイト)の複数登録が一般的
障がい者の就職活動は、障害の特徴(得意なこと苦手なことなど)のヒアリングや企業側の労働環境の調査など確認すべき点が数多くあります。
障がい者向けの求人そのものは、多くの就活サービスや就職支援エージェントが扱っていますが、障害をお持ちの方のことをきちんと理解し、適切なアドバイスを行えるのは、やはり障がい者の就職支援を専門にあつかうエージェントです。
障がい者採用の現状を熟知していますので、細かな部分までアドバイスをしてくれ、就活成功へ導いてくれます。
エージェントにより保有求人が異なるため、同時にいくつかのえエージェントに相談に行く方が成功率が上がります。
【16】障がい者に人気の就職・転職支援エージェント(おすすめのナビサイト)
障害者向けの求人サイトとしては最大級 |
障害者雇用バンク(旧エラビバ) |
外資人材大手ランスタッドによる障がい者向けサービス | ランスタッドチャレンジド |
人材大手パーソルグループによる障がい者向けサービス | dodaチャレンジ |
業界大手マイナビグループの障害者支援サービス | マイナビパートナーズ紹介 |
障がい者の支援実績豊富。アスリートやハイクラスなどにも強み。 |
アットジーピー |
障がい者の就職支援実績29年の業界内の老舗的な存在 | エージェント・サーナ |
国内最大級の就労移行支援。全国的に利用可能 | LITALICOワークス |
■障害者雇用バンク(旧エラビバ)
『障害者雇用バンク(旧エラビバ)』は業界最大級の障害者向けの求人情報サイトです。
多数の大手企業の障害者採用求人に加えて、ハローワークで募集をしている障害者求人情報も掲載されていることがサイトの特徴です。
加えて、キャリアカウンセラーのWeb面談によるリモート就職サポートも付いています。
障害者を積極採用している企業の非公開求人を紹介してもらえるだけでなく、面接対策、履歴書添削、就職後のフォローなどを在宅(リモート)のままスマートフォンだけで行って頂けます!
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人材業界の大手企業であるマイナビグループの特例子会社として設立され、マイナビグループ内の事務代行サービスや障害者の就職・転職支援などを手掛けています。
マイナビグループは、人材業界の中でも幅広い領域でキャリア支援を手かげる会社だけあり、就職支援のノウハウが豊富です。
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障がい者の支援歴は29年ととても歴史がある会社です。
エリア |
関東圏(東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・群馬・栃木) 関西圏(大阪・京都・兵庫・滋賀) |
対象年齢 | 20代~60代 |
得意業種 | 全業種 |
求人数 | 非公開求人が多数 |
■LITALICOワークス(リタリコ)
『LITALICOワークス(リタリコ)』は、障がいのある方が就労移行支援事業所です。
「今すぐに働くことには不安がある」、「仕事が長続きせず、短期間の離職を繰り返してしまっている」方など、あなたの働くことに関するお悩みを解決してくれます。
再就職・転職を目指す障がい者の方が、安定した通勤を出来るような練習をしたり、PC操作のトレーニング、職場体験などを通じて、働く準備をしていくことが出来ます。
就労に向けた準備がある程度進んだ後は、履歴書の作成のサポートや面接練習などもフォローして頂けます。
就職先が決まった後も定着支援として、定期的な面談などを通じての手厚くフォローをして頂けます。
全国80か所程度で障害をお持ちの方の就労支援を手掛けており、利用実績は国内最大級です。
エリア | 全国 ※地方都市などでは支援所が遠いこともあり |
対象年齢 | 20代~60代 |
得意業種 | 全業種 |
求人数 | ー |
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