新卒枠の就活の面接などの自己紹介で使えるキャッチコピーやフレーズの作り方/回答例

新卒枠の就職活動で、自己紹介やPRで使えるキャッチコピーやフレーズの作り方ってどうしたらよいのか…。

面接官に評価されるものが何なのか良くわからないので、効率的に考える方法を知りたいと思う人も多いのではないでしょうか?

キャッチコピーづくりは、実はそんなに難しくはなくて、まずは自分の強みや弱みを把握することからスタートしていきます。

当記事では、就活で使えるキャッチコピーの作り方や、人事採用担当者に刺さる(ウケが良い)回答例文、考える際のポイントやコツをご紹介しますので参考にしてください!

目次

 

【1】キャッチフレーズやコピーをつくる為には準備が必要

 

【2】『長所や強み』に関する質問例はどのようなものがあるのか?質問の意図は?

 

【3】『長所や強み』の回答例として上げられる長所一覧

 

【4】『長所や強み』がない・わからないと悩む人へ

 

【5】『長所や強み』明確にするためには自己分析を徹底

 

【6】「長所や強み」の回答例、返答の仕方

 

【7】自分の特徴や役割等などをキャッチコピーに置き換えていこう

 

以下、3万人以上の就職・転職支援をしてきた就活支援フリースペース『就プラ』が就活生や企業の人事採用責任者などから入手した情報をもとに徹底解説します!(新卒向けの情報が多いですが、20代の転職者の方に必要な情報も盛り込ませて頂いております)

 

当記事の監修者
約20年以上にわたりキャリア支援の領域に関わっています。複数社の上場企業の人事採用責任者を歴任し、大学のキャリア支援講座やキャリアセンターでのアドバイザー等も経験しています。(国家資格の第二種衛生管理主任者保持)

現在は、キャリア関係の執筆活動等も手掛けており、大手メディアにも掲載されております。

【メディア掲載事例】JJ就活 ローリエプレス(エキサイト)、他

【1】キャッチフレーズやコピーをつくる為には準備が必要

 

まず、キャッチコピーやキャッチフレーズをつくる為には、下準備が必要です。

 

具体的に何の準備をするのかと言うと、自己分析による自分自身の特徴(強みや弱み)や経験の棚卸です。

 

何も考えずに、インパクトのある言葉を選択しても意味はありません。

 

キャッチフレーズによって、貴方の人としての人柄、特徴を伝えることに目的がある訳ですから、自分自身のことをしっかりと把握しておかなければ、どんなによい言葉がチョイスできたとしても面接官に好印象を残すことは難しいと考えて下さい。

 

結局のところ、良いキャッチフレーズをつくるためには自分自身の特徴をしっかりと把握する必要があるのです。

 

さて、自分自身の特徴を把握することは、ご理解頂けた方。

 

実際に企業側が、あなたの強みを把握したい理由(意図)や、その質問の種類はどのようなものがあるのかを一緒に確認していきましょう。

 

自分自身の強みをしっかり把握しておかないとあまり意味がないです!

【2】『長所や強み』に関する質問例はどのようなものがあるのか?質問の意図は?

 

次は、企業側が「長所や強み」に関する質問を、どのように確認するのか質問例をご紹介していきます。

 

①あなたの長所を教えてください?
②あなたの強みは何ですか?
③他人には負けないと思う特徴を教えてください?
④他の人よりも優れているあなたの能力は何ですか?
⑤あなたの特徴を漢字一文字で表すと何ですか?
⑥あなたを色に例えると何色ですか?

※動物や色などに例えるとや、〇〇で表すとなど、少し変わった質問を受けることがありますが、これは強みや長所を確認する目的です。

 

多少表現は異なるものの、面接官が意図する部分は一緒です。

 

また、「長所や強み」について質問をする面接官の意図は何なのでしょうか?

 

その時の面接の流れや、担当者の考え方によって、多少異なりがあるものの主に2つの目的があります。

 

(1)自分自身の強みや長所をしっかり理解出来ているのか確認

(2)応募者が持つ特徴(強み・長所)が自社にマッチしているのかもチェック

 

「長所や強み」は、上記を確認することを目的とした質問となります。

 

ここで、本題に戻ると、上記のような質問に対して回答すべき、自分自身の特徴や強みを『キャッチコピー』『キャッチフレーズ』として表現できるようにする訳です。これが面接官から評価をされるポイントです!

 

キャッチコピー』は、受験企業の求める人物像・能力にフィットしたものではないと評価されにくいことを理解頂けましたか?

 

会社では、様々な価値観を持った人たちが、ビジョンや目標を実現するために、チームで力を合わせて仕事をしています。

 

就活生の皆さんが、社会人になった後に、周りの人達とどのように関わってくれるのか、その際に発揮される人柄や性格はどんなものなのか?

 

自社の組織風土や環境にきちんとマッチする人であるのかを確認したいと考えています。それに沿ったキャッチコピーを考えられるようにしてきましょう。

 

【3】『長所や強み』の回答例として上げられる長所一覧

 

次は、『長所や強み』について、回答されることが多い性格や人柄をいくつかご紹介します。

 

この特徴をしっかり分析出来ていることが、キャッチコピーをつくる際に大切です!

 

以下は『長所や強み』として一般的に上げられるものを参考までにご紹介します!

明るい、諦めない、諦めが悪い、思いやり、落ち着いている、観察力、完璧主義、気配り、几帳面、聞き上手、協調性、計画性、継続力、傾聴力、健康、行動力、向上心、コミュニケーション能力、慎重、柔軟性、集中力、責任感、素直、正確性、チャレンジ精神、調整力、適応力、提案力、努力家、話やすい、忍耐力、粘り強さ、ポジティブ、真面目、負けず嫌い、リーダーシップ、臨機応変、冷静

 

長所にするには、上記の特徴に対して、「ある」、「高い」、「長けている」等をつけ添えれば良いでしょうね!

 

【4】『長所や強み』がない・わからないと悩む人へ

 

先に説明した通り、キャッチコピーを考える上で、自分の特徴を把握することは必要不可欠です。

 

しかし、『長所や強み』が自分にはない、思いつかないという人も実は多いのです。

 

でも、心配しないでください。『長所や強み』は誰にでもあります!

 

『長所や強み』がないという人は、他の人と比較をして、自信がない、目立っていないからアピールにならないと思い込んでいるだけです!

 

もの凄い高い水準のものではないといけないと勝手に思い込みがちですが、実際のところ就活生の大半の方が同じような水準の話をしています。

 

大切なことは、具体的なエピソードを交え、自分自身の中である程度自信がある特徴を、あなたのことを知らない第三者へ伝えるための表現上の工夫をすることです。

 

高い水準の長所・短所ではないといけないと思いこむ必要はありません。皆、同じような水準のいたって普通の話をしています!

【5】『長所や強み』明確にするためには自己分析を徹底

 

それでは、『長所や強み』を明確にするためには、何を考えておけばよいのでしょうか。その際には、以下の2つの準備をすると良いでしょう!

 

(1)自己分析を通じて、自分自身の強みや長所を把握する
(2)強みや長所がどのような状況において発揮しているのかを考える

 

ペンを片手にノートに書き出していくことももちろん必要ですが、面倒だと思う人は就職ナビサイトやアプリ等の自己分析ツールを活用することなどでも、強みや弱みの把握が出来るはずです。必死に考えても割と思いつかないものです…。

 
なかなか思い浮かばないのにやり続けると、嫌になるだけですから、無料で利用できる自己分析サービス等を利用して効率的に進めましょう!

自分の強みや長所がわからない、思いつかないという人は自己分析ツールなどを活用すると簡単に把握できます!

【6】『長所や強み』の回答例、返答の仕方

 

次は、「長所や強み」の回答例、返答の仕方を簡単に解説致します。

 

これが出来れば一部のwordを『キャッチコピー』に置き換えるだけです!

 

例えば、控えめな性格の方で、サポート側で目立ったことが無いという人でも、表現の仕方を変えればアピールになります。 

 

回答/返答例

【自覚している特徴】サポート役や縁の下の力持ち

私の強みは、チームのことを第一に考え行動できることです。チームの勝利のためであれば、役割を一切選ぶことなく、どのような仕事でも愚直に取り組んできました。


具体的には、私は大学時代、体育会サッカー部のマネージャーとして、自らが出来る役割を誰よりも率先して行うことを心がけていました。

チームの目標である一部昇格を、信じる気持ちは選手と同じで、その目標を達成するためには、選手がトレーニングに集中できる環境をつくることに全力を注ぐべきだと、考えたのです。

チームの勝利にこだわり、必死に選手を支えようとする私達マネージャーの姿勢や想いは選手達にも伝わり、チーム全体の士気向上に繋がりました。一体感が出来たチームは、結果として念願の一部昇格を果たすことが出来ました。

私は、社会人になっても、組織の目標達成に向けて、どのような仕事でも全力で取り組んでいきます。

 

上記は一つの例ですが、チームを主体にして、自分の長所や強みを表現していけば、それなりに見栄えはするようになるものです。

 

ご紹介した例文は、チームを主体にして、表現する例の参考としてください。

 

具体的な、工夫や取り組みは、皆さんが行って来たものをしっかりと整理して盛り込んで自分自身だけのものにしていってください。

 

【7】自分の特徴や役割等などをキャッチコピーに置き換えていこう

 

さて、ここまでで自分の特徴や強みをどのように学生時代のエピソードと結びつけるのかをお伝えしてきました。

 

最後に本題のキャッチフレーズ作りです。先ほどの例文の中では、以下を自分の特徴として置いていました。

 

【自覚している特徴】サポート役や縁の下の力持ち

 

『サポート役や縁の下の力持ち』をどう表現するのか、一生懸命悩みましょう!

『全人類のお母さん』でも、『令和のマザーテレサ』でも、『お助けルンバ』でも、自分がしっくりくるフレーズを選べば問題ありません。

 

もちろん、キャッチフレーズのインパクトやセンスを求めている企業もあるのかも知れませんが、コピーライターなどになるわけでなければ、大切なことは、自分自身の特徴ときちんと合致しているのかという事です!


ググって、どこかのサイトに出ているキャッチコピーをそのままパクっても何の意味もありません。

 

当記事でもあえて、例文を出さないことには理由があり、人の言葉をマネするのでは、自分自身の本来の目的が果たせなくなると考えているからです。

 

効率的にキャッチコピーをつくりたい気持ちは十分理解できますが、じっくりと時間をかけて貴方らしいキャッチコピーをつくっていってください!